JOURNAL

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JOURNAL SEPTEMBER 23 2013

THE WARMTHCRAFTS-MANUFACTURE
DESIGNER HIROSHI YONEDA

2013.09.23

午前中之島バンクスへ出勤
3連休中は京都・あべの・中之島・梅田と周り、
今日は中之島から午後に本町他へ。

いよいよ阪急メンズ大阪の弊社スペースリニューアル展開が25日から始まります。
それに向けた準備を日夜行っています。
25日以降の阪急メンズ大阪の弊社スペースを御期待ください。

今日はTPPについて憶うこと。
TPP交渉年内妥結のため、主席交渉官会合協議があり、
安倍首相もアメリカ・カナダ等へ歴訪されるそうです。

GDP増大への期待や、グローバル化による多様化促進などの良い点や
ISDS条項や・ラチェット規定等の様々な問題点。
これからの交渉の中で様々な議論がこれからも繰り広げられようとする中、
私は皮革産業に従事するものとして、足元のみフォーカスして
TPPとどう向き合うべきかを考えます。

私の仕事は新喜皮革にて生産された馬革を元に、
デザインし、形つくり、様々な方法・場所で皆様へ紹介させていただくことです。

先の報道であったようにTPPの関税撤廃品目へ皮革製品が組み込まれることがほぼ決まったようです。
韓国、後には中国もTPP参加を積極的に考えているようです。

現行の実効関税率等は品目や量、設定価格によって変動があり、
私自身そこまで詳しくないので言及することはしませんが、
この機会は率直に私は私の足元を再び見直し、しっかりと大地を踏みしめて勝負するいい機会になると考えています。

もちろん先述のISDS条項等の問題は解決されなければならない点は残りますが、
もはや既成事実化したTPP参加に関して対応していく必要性は強く持っています。
海外展開の絶好の機会と捉えることもできますが、
まず国内流通できちんと経験値を積み重ね、成熟していくことが、
私達に求められていることと認識しています。

W.C.M.は、新喜皮革謹製コードバン・ホースハイドという他が持ち得ない、
強固な結びつきを持ち市場で勝負しています。
アジア生産の国内競合他社に限らず、アメリカンブランドを含めTPP参加決定後、
輸出政策の後押しと価格面における大きなアドバンテージがあることは否めませんが、
我々が「日本のブランド」として堂々と戦えば、臆することは微塵もないと考えています。
過当競争の渦には巻き込まれません。

常に過去と照らし合わせ、今と未来を見つめ、自分達が大きなうねりを起こしていくこと実行します。
具体的に取り組んでいくこと、タイミング、協力者との連携など、
しっかりと地を固めれば、必ず閉塞感の打破と飛躍の機会へ持ち込むことができます。
矢はかなりの本数を携えています。

「なにを、どう進めて、実行して、どうなって、それからどうすべきか」
それはまた、ここでも紹介していきます。
私達の日進月歩の歩みを見てください。

今までも、これからも日本の皮革技術と製品製造技術の素晴らしさを、
私のフィルターを通して表現してきましたが、TPP参加が決まっても
自分達のスタンスは変わることはありません。
必ずこれからも驚きと感動を皆様へお伝えします。

ゼロからはじめて、10年以上かけて今日に至っています。
未来は自分達が切開くというということを信じています。

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