JOURNAL

dsc_0119a

JOURNAL AUGUST 25 2015

THE WARMTHCRAFTS-MANUFACTURE
DESIGNER HIROSHI YONEDA

2015.08.25

終日、台風が擦った姫路で作業。
時折強く降りしきる雨を、ボーっと窓の外を見ながら感傷に浸る時間に費やし、次のデザインを考えていました。なんてことはなく。
ただひたすら、大量の降雨が地面にしみていく外の景色を横目に、
「あー湿気る、革に良くない」とぼやきながら、
ただひたすら作業に没頭していました。
全員が退室したあとは、最近導入した強力な除湿器が、
轟音をあげて活躍してくれています。
今日は主に看板を製作していました。
アメリカ製の2層アクリルプレートへレーザー彫刻を施して仕上げています。
POWER/SPEEDとDPIはセオリーがあるのでそれにそって仕上げましたが、
仕上がりサイズが500×180サイズの彫刻が完成するまで約110分かかるため、
最終的なデザイン確認用に木板へ彫刻を行います。
それに問題がなければ本番へ進みます。
通常のプリント(彫刻)であれば印字面へ出力(レーザー照射)されるのですが、
今回は文字面を残す事になるので、INVERT(白黒反転)機能を用いて製作にかかりました。
弊社で使用してるレーザー彫刻機は約10年前に導入したので、
現在はもっと性能が良いものが発売されています。
ただこの機械はウチのボスが情報を聞いてきてくれて導入に至ったのですが、
大きな故障やトラブルもなく、
頻繁に需要がある訳ではないのですがただひたすら仕事を進めてくれる信頼できる機械です。
よくよく考えたらボスの次に付き合いが長い、、
なんて事も言える機械です。
年末の大掃除の時には隅々まできれいに掃除します。
毎回の使用後掃除では掃除しないパーツの汚れを落としながら、
彫刻のデザインを思い出すこともありますが、
今日のように良い結果が出たときは、特に機械に感謝しています。
私は自身を職人と書く事は憚りますが、
「職人寄り」であるかなとは自認しています。
まぁ言葉のあやかもしれませんが、
スタンスとしてはそうである事を意識しています。
だから、機械は大切にする事を心がけています。
強力な除湿器同様に音を轟かせながらも、
除湿機能もなく、実際には投資にやっと追いついたくらいのこの機械ですが、
これからも長くつきあっていこうと思っています。

PREV PAGE

ページの先頭へ

ONLINE BOUTIQUE