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JOURNAL August 19 2015

THE WARMTHCRAFTS-MANUFACTURE
DESIGNER HIROSHI YONEDA

2015.08.19

本日は午前から中之島で数件の打合わせ。
店舗は連休中(18日~20日)のため、
場所がとれるのでこの期間を利用して打合わせを詰めています。

中之島の空は雲に覆われたライトグレーですが、
店舗に一人いる私にとって、
照りつける太陽が手前のショーウィンドウから入り込んでこないことで、
クーラーもつけずに過ごせる快適な空間を提供してくれています。

最近はもっぱら海外展示会出展の準備です。
最終工程で徐々に固まってきているので、そろそろラストスパートです。

トップの写真は前回の海外展カタログの表紙に使用した、
私が撮影したモデルポートレイトです。

これまでモデルカットを入れたことはなかったのですが、
海外版ということで思い切ってみたカットです。

製作にあたりコンセプトの前に基本的なアプローチとして、
それまでのカタログや出版物は、
誰か特定の人に向けたアイコンや、イメージではなく、
製品と混在した中之島での風景や、ホワイトスクリーンをベースに構成していました。

それはビジュアルメッセージとして、
私がこういった人に持ってほしい、
またはこういったシーンに合っているという
一種の押しつけでその製品の印象を提供する形でなく、
あくまでも年齢を問わず、良い物を求めている方々へ
その製品が伝えるためにという思いから、
前述のコンセプトを固定して発信してきました。

だた海外へはそういった自分自身の固定概念を一度立ち止まり再考し、
「ファッションブランドとしての発信」としての観念から、
素材・デザインディティールや縫製技術などだけではなく、
デザイナーとしての創造性を加えることで
新たな発信を望んだ形が初回の海外版カタログのコンセプトです。

鞄のディティールを言葉やビジュアルで
美しく表現する重要性は十分理解しています。

ただ2002年に始めたThe Warmthcrafts-Manufactureが、
ブランドとして「この鞄の真相」を表現するとき、
ikeaの商品タグのように、デザイナーの名前を表記することは手段としてありますが、
現代においてこういったブログやその他の方法(sns・パブリッシュ)で
フロントマン・デザイナーである私のクリエイティビティを発信することで、
それらの製品が持つor潜む世界観やバッググラウンドを含めた一つの製品・作品が、
高音質で心に響く音のように顧客のみなさまへ御提供できるのではないかと考えています。

という事で「インスタグラム始めよかな。」っと考えています。
↑深く短絡的なとこから。

中之島でライトグレーの遠くの空をみながら、
ふと思い出したBWポートレイトを思い出して、
久しぶりのブログアップとさせていただきました。

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