7月、雨の淡いブルーの季節から、一気に草々の色が深く濃く鮮やかな緑青の季節へと移ります。

BLUEの季節、空の青、海の青、山々の青……夏の青々。

光の三原色の1つでもあるblueが最も美しく強く現れる季節。

もともと子供の頃から何故か青‐blue‐という色にとても魅かれ、洋服もブルーばかりを着ていた時期がありました。

それは日本人のDNAのせいなのか、それとも古代より青は特別な色として用いられる様に、人々を魅了する何かがあるのか？

エジプトの緑青  イスラムの青  マリア様のブルー。

青にはその色を表現する語彙が日本語には非常に沢山存在します。

漢字だけでも、靑、碧、蒼、藍、紺、縹…。

淡いものから浅葱、水色、空色、瑠璃、千草、群青、紺青、褐色…。

日本人の青に対する思い入れと表現の美しさ、色を言葉に移す感性の深さを感じます。

青の中でも特別好きなブルーは、

雨上がりの空  夜明け前の気配

古い泡入りのラムネ瓶  夏休みのプール

ヒヤシンスブルー  忘れな草の花

薄暮の時間  真夏の夜空

猫の目  薄氷

ヒマラヤの青いケシ

アイスランドの氷河のブルー

モルディブの海

ノースショアの波

李朝の白磁

ベドウィンの青い衣

ターコイズのブルー

インディゴブルー  etc…

殆どの青が人の手では作り出すことの出来ないものなので、尚更心魅かれるのかもしれません。

夏の時、青に思いを馳せあなただけの特別なブルーを是非みつけてみてください。

門元

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7月14日(土)〜7月16日(月)

TURQUOIZE MET CORDVAN

The Warmthcrafts- Manufacture & LFC by Joe Dan Rowry

EXHIBITION 4 in OSAKA