JOURNAL

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JOURNAL AUGUST 22 2018

THE WARMTHCRAFTS-MANUFACTURE
DESIGNER HIROSHI YONEDA

2018.08.23

午前8時 前日からの設営続き。
ディスプレイに関しては事前に様々な工夫を凝らしていたのでスムーズに進む。
少しの打合せの後、10時30分開店。
また新たな展開が新宿で始まる。

去年の秋に再び高塚バイヤーからお声掛けいただき、
トライアルを経て新宿での展開がスタートしました。
TWCMにとって大きな挑戦であると同時に強い責任を感じて望みます。

ここに昨年末に開催したプレスカンファレンスのリリースより一部掲載します。

約20年前、私がまだアメリカでファッションデザイナーになるための勉強に励んでいたころ、
F.MD.の授業で世界一の売り上げを誇る百貨店はNYCやロンドン、パリに存在するのではなく、
東京にあると教授から聞いたとき、なんとなくインプットされたのが「伊勢丹」でした。

18歳で渡米するまでは神戸で生まれ育ち、90年代高校在学中にはじめて行った東京は、
セレクトショップの各店舗で取扱されているブランドをビッシリと記入した手帳を片手に、
「ハイテクスニーカー」「アントワープシックス」「ドメスティックブランド」等、
毎月のファッション誌が半分以下の重量になる程ファイリングしたバインダーを鞄につめて
朝から夜まで体力の限りに歩いた渋谷・原宿でした。

ただ新宿は地方出身者のステレオタイプ「眠らない街東京のシンボル」としての捉え方、、
私にとっては東京の一都市でしかありませんでした。

2002年の帰国後、約2年間のスタジオフォトグラファーとしての期間を経て、
The Warmthcrafts-Manufactureを設立後、当時リニューアルされて間もない新宿・伊勢丹メンズ行きました。

その時手帳に記した言葉は今でも鮮明に心へも刻まれています。
「not from all around the world, this is the WORLD!!」−世界中から集められてきたものではなく、まさにこれこそが世界だ−
アメリカ、ヨーロッパから渋谷、原宿までも、、全てを内包したGIANT。
traditional – conservative – futuristic − anarchy..世界各都市のファッションがフィルターを通過しながらも、
歴史や空気感が一同に存在する空間が私にとって伊勢丹メンズです。

そしてその時、自身に誓いました。
「The Warmthcrafts-Manufactureをこの場所で買われ続けるブランドにする」
今その思いはさらに強くなっています。
私達の目的はそこへ並べられることではなく、買われ続ける製品を供給し続け、
世界と渡り合う競争力を持つブランドへ確実性をもって昇華していきます。

その場所は世界であり、そこには世界の扉が存在していること、
その扉を力強く開くことを心に刻みます。

~ 2017.DEC press-conference andaz-tokyo ~

導いていただいた高塚BY、公認で引き継いでいただき共にポテンシャルを追求してくれている井波BY、
いつでも御配慮いただき力を発揮させていただいている深谷ABYはじめ、
注意深く私のコードバンホースハイドの講習会を聴いていただいたスタイリストの皆さんにも心からの感謝を申し上げます。

23時すぎ ホテルに戻り、テレビをつけっぱなしにしながら、ベッドの上でこのブログを記している。

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